怒りのブログ別館

【いい国作ろう!「怒りのブログ」】のバックアップです

今の高齢世代は平成世代よりも恐らく『愚か』で『粗暴』

面白い見方を知った。
http://d.hatena.ne.jp/himaginary/20120429

25歳と75歳を比較しているのであるが、日本ではどちらも違いがあまりない、と。
この元ネタは少し前に話題になっていた。

コレね>http://b.hatena.ne.jp/entry/goyaku.blog45.fc2.com/blog-entry-487.html


そういう見方もあるかもしれないが、日本人の若年層は既に長老レベルというか、日本の長老レベルがスタート時点で劣っているかもしれないと思うわけだ。この場合、今の若年層が同じ75歳になった時に結果がどうなるかというと、今の75歳よりも良いスコアになっていることもあるかもしれない、ということである。

どうして、そのような考えを持つかといえば、以前から今の高齢世代は実は「かなり悪かったんじゃないのかな」と感じていたからである。

だって、60年安保とかから始まって、ベトナム戦争時期の反戦運動とか、赤軍派とか、そういう闘争の歴史があったしね。内ゲバで殺し合いとか、普通じゃないし。

例えば、今70歳の人は大雑把に言って1942年生まれくらいだ。43年生まれの人も含まれるが、とりあえず1942年生まれだとしよう。

10歳 ――1952年
20歳 ――1962年
30歳 ――1972年
40歳 ――1982年
50歳 ――1992年
60歳 ――2002年
70歳 ――2012年

となっていたわけだ。青春時代には、安保闘争反戦運動や学園紛争。
高度成長時代〜オイルショック円高不況〜バブル期へ。
僅かに年下の団塊世代と共に、まさしく戦後日本を引っ張ってきた、と。なるほど。今の若者たちに対して、苦言を呈するのも無理はない、というところか。

しかし、見ようによっては、粗暴で違法行為を積み重ねてきた世代でもあったかもしれない。

戦後の混乱期には、何をやっていたか分からない。ロクでもない中高生時代だったかも。そういう人たちが成人になると、自動車を運転するようになって、日本の車社会を支えたかもしれないが、交通事故が頻発することとなり、交通事故死がうなぎ上りとなったわけだ。丁度、この世代が若かりし頃、車で無謀運転を繰り返し、交通戦争を引き起こす当事者となっていた、ということである。

東京オリンピックからオイルショックくらいまでの若年ドライバーたちは、彼らだったわけだから。
それと、ドライバーが車の窓から空き缶をポイ捨てするのが社会問題となり、若い連中が悪いんだ、とか言われていたが、70年代〜80年代の運転者の多くは、団塊世代より年上の人たちだったんじゃないのかな。マナーを守ってなかったのは、多くが彼らだったのでは?

戦後の学生時代に規範意識が希薄で過ぎてきているので、その後の性質もあんまり変わってないのではないかな、と思ったりもする。彼らの世代が観光旅行に出かけていっては、散々恥を晒してきてたわけだし。


ギャンブル狂も多かったのでは?
競輪、競馬、競艇などのギャンブルにハマって、借金苦、強盗や殺人事件等を引き起こす遠因となっていたのは、彼らの世代が多かったんじゃないですかな?

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%B6%E8%BC%AA

競輪場の騒擾事件なども、彼らが若い頃だろう。勿論、戦前世代が中心的だったのかもしれないが、ギャンブル黄金期を背負ってきたのは、彼らだったのでは。

後楽園駐輪場なんかだと、27万人の来場者というのだから、恐れ入る。
警察白書の昭和55年度版によれば、公営ギャンブル場(競輪・競馬・競艇オートレース)の入場者数は1億3118万人だ。

暴れる事件も、決してなくなっていたわけではない。警察白書の紹介では、次の記述があった。
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〔事例〕 2月、広島競輪場において、主催者が着順を誤って発表したことから、観客約1,500人が「当たり券を捨てた」などと騒ぎだし、場内の窓ガラスを壊したり、車や投票所等に火を放つなどの不法行為を行った。警察では、警察官640人を出動させ不法行為の鎮圧に当たるとともに、放火、器物毀棄、窃盗等で13人を検挙した(広島)。
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要するに、暴れるオヤジどもが大勢いた、ということさ。放火、器物損壊など当たり前、ということだわな。

昭和58年の入場者数をみると、次のような数だったらしい。
競輪 2855万人
競馬 中央 902万人
   地方 1451万人
競艇 3574万人
オート 622万人

前記、昭和54年の総数よりも、若干減っている。
つまり、年長世代のかなりの割合がギャンブルに狂っていて、犯罪の温床をなしてきた、ということさ。売上では、バブル期の平成3年が最大みたい。公営ギャンブル全部で、8兆9387億円もの売り上げだったそうだ。これが平成13年になると、6兆4085億円にまで減少する。多分、最近だと、もっと減っているはずだ。
70歳の人が50歳になった1992年頃が、こうしたおバカなギャンブルやアホなバブルが終息に向かいました、ということですわな。今の若い人たちは、これほど愚かなギャンブルに狂ったりしないのでは。


そして、70歳になった今でさえ、犯罪を重ねる世代ということでもある。

平成22年の犯罪動向で、殺人事件の認知件数1067件のうち、70歳以上の犯行が94人もいるのだ。60代の174人!と合わせると、268人となって25.1%と4分の1も占めるのである。10代と20代の犯行全部でも182人なので、圧倒的に高齢世代の方が多い。人口比の違いはあるかもしれないが、10代の39人に比べ70歳以上の94人は多すぎる。全然、賢くなんかなってないし、穏やかになってもいない、ということである。

それに加えて、年金保険料の納付額は少なかったのに、「貰える年金が少ない」とか文句を言うわけだ。後期高齢者医療制度にも、「早く死ねってことか」などと不満をぶちまける。

高齢世代の方が、公共だの、規範意識だの、欠けているようにしか思えない。自分本位ということだ。若い頃から、常に自分の意見を主張するだけであり、説明もよく聞かず、論理的に考えるというのもあまりしない、という傾向が若年世代よりも強いのでは。

団塊の世代から少し上くらいまでの方々というのは、明治以降の日本の歴史上、最も悪かった世代なのかもしれない。彼らが世の中の大勢を占めていたが故に、以前には存在してきたであろう美徳や規範などが破壊されてきたのではないか、とさえ思えるのである。

そうした、「呪われた世代」とも言うべき、1940年〜1950年くらいに生まれた世代の方々は、10代の頃から犯罪の主役となるべく年齢層だったのではないのかな、ということである。1960年代に20歳代の犯行が多かったのなら、それは、やはり今の高齢世代の犯した罪であったであろう、と。80年代に40代の犯行が多く見られたのであれば、それも同じく今の高齢世代の犯罪なのだ。


最初の記事の実験に戻るなら、今の25歳が長老レベルなのではなく、むしろ、不出来だったのが75歳の方だった、という可能性を考えるべきなのではないか、ということである。

そうして、彼らの世代を支える為に、政治的にも苦労を重ねなければならない、というのも皮肉なものである。