怒りのブログ別館

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時計の針が止まったままの日本〜安倍自民党総裁の再登板

自民党の総裁に安倍元総理が返り咲いた。谷垣さんは、重要な勝負所で間違えたのだった。5月から書いてきたけれども、野田と結んだことが失敗だった。おまけに、小沢切りを迫ったことが自らの墓穴を掘ることになった。


傀儡の野田を動かしていた霞が関とマスコミの一派が、小沢切りを何よりも望んでいたからだ。谷垣さんにいくら警告しても、彼には分かっていなかったんだ。そういう連中の声を聞き入れたらどうなるか、用済みになったら、今度は自らが討たれる番だ、ということを知るべきだった。


5月28日>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/3df1d1d5a6e763849e07afbf161dda3d

6月7日>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/0cb8def811380db4a42ef24f777902bc


そして、その谷垣の寝首を掻いた石原は、どうなった?(笑)


6月21日>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/cbe92d7c487f1f290f3a9ffa8e14fe22


ペテン師石原は、谷垣総裁を倒して、自分が出ると言い出したんだろ。で、共倒れになった、ということだな。お調子に乗っていた町村さんも、あの一瞬だけ威勢が良かった。けれども、もう終わった。



安倍総理が辞任してからというのは、日本の政治は時計の針が止まったままだった。
何一つ、解決できないままに終わった。年金テロと呼ばれたほど大騒ぎした年金問題にしても、何も進んでいない。そして、更に悪い方に後退してゆくことになるだろう。


06年7月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/1f7edb0162a3c73858a359ce70cf2203


当時から、書いていたではないか。

調子よすぎ。後から、「実は財源はないので増税します」じゃ、バカでも考え付くことでしょ。政策だけ先に決める、予算が足りなくなる、なので後から「金出せ」って、こんなやり方がありますか?
(中略)
というわけで、国庫負担引き上げ財源として「消費税増税」は許さない、絶対に。約束を守れ。
三党合意があるのだから、社会保障の一体改革(年金一元化は当然含まれる)、それに伴う税制・保険料等の一体的見直し、これをやらない段階で、消費税増税なんて許されない。国民を欺くのはいい加減にして欲しい。


拙ブログでは、小泉政権時代の三党合意を守ってやれ、と何度か言いましたが、ダメだったではないですか。当時のマスコミだって、バカみたいに大騒ぎするだけで3党合意に基づいて一体改革をやるべし、ということを言わなかった。この当時、拙ブログに書いたことが、6年経っても何一つ変わっていない、ということだ。全く前進していない、ということだ。


本物のアホだ。
政治について、ブログを書くまでよく見てこなかったけれども、何故こんなに政治がダメなのかが判りました。マスコミの政治評論家だとか知識人気取りのヤツラとか、影響力のある連中がみんなダメだから、ですな。世論形成に役立たないどころか、混乱を助長するだけ。そういう連中が寄ってたかって滅茶苦茶にしている、ということだ。


06年9月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/2ea988b3b7ba1e88e55b65baf02c72da


そうだな、谷垣さんのミスはここだったかな。


幹事長ポストは、自分よりも重たい人材を配置するのはリスクがある。1対1で必ず自分が勝てる相手でないと、万が一叛旗を翻された時ヤバいことになるので、ここには自分よりも上にいくことがなく裏切らない人物が必要。本格的な実力者を置くと、自分に挑んでこないとも限らないので。

石原幹事長はまんまと裏切って、叛旗を翻した、と。


安倍総裁が石破さんを幹事長に据える、ということにしたらしいが、当方だったら絶対にしないだろう。閣内に置く。得意の防衛大臣外務大臣でもやってもらえばよかったのだ。それとも、政調会長でもよかったろう。前にもやったことがあったと思うし。


安倍さんで有名になった言葉が「再チャレンジ」だったので、組閣の時につけたのが名前が「再チャレ内閣」というものだったが、今回本当に再チャレンジとなった。何たる偶然(笑)。もし安倍総理が誕生するなら、次こそ本当の「再チャレンジ内閣」だな。


06年9月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/b012cd3ffb082e3f89ee3874236bb551


降板が伝えられた時、次のチャンスは厳しい、ということを書いていた。
07年9月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/845c3892048c90f9265446bf52dae45c


『今回の辞意表明によって、安倍ちゃんは大きな傷が付くこととなったであろう。参院選の直後に辞めていれば、捲土重来の可能性は残されたであろう。5年か10年後か判らないけれども、再び登板するチャンスがあったかもしれない。けれども、今回のような辞め方をしてしまうと、「もうイヤになったので辞めました。自分はやりたくありません」ということだけになってしまい、無責任さだけが強く残るであろう。駄々っ子の如く、放り出したかのようになってしまう。』


登板チャンスが失われたかのように書いているが、そうでもなかった、ということか。ただ、今後に総理になるかどうかは、まだ分からない。


安倍さんが総裁になれたのは、兎にも角にも、谷垣さんが自分で転んだお陰だった。応手さえ間違わなければ、勝ちはそう難しいものではなかったはずだし、あともう一歩というところにまで来ていた。ところが、将棋でいう頓死の如く、間違えていけない所で間違ってしまって、自らの総裁再選の目を潰した。


まあ再選していたとしても、増税路線では経済情勢が悪化することは避けられず、旧式自民路線を踏襲して、原発も維持推進ということになってしまうことになったろうから、国民からは支持が困難なことに変わりなかったけれども。


再チャレンジする安倍総裁に対して、多くの国民は、また「アベしちゃう」ことを危惧することになるだろう。