怒りのブログ別館

【いい国作ろう!「怒りのブログ」】のバックアップです

日本の金融(銀行・保険)業界は何故戦わない?

自動車業界の腰砕けっぷりは、まことに目を覆わんばかり。


かつてのジャパンバッシングの象徴とされた自動車は、完全に彼奴等の支配下にある。

直近でも、トヨタ・バッシングで「いたぶり方」を実証してくれたお陰で、自動車業界は向こうの意志に従う、という恭順姿勢を見せることになってしまった。


情報操作なんて、いくらでもできるからな。


一方、日本の90年代後半以降の沈没原因となった、銀行や保険といった金融業界は、バブル期頃であると「世界最強」でジャパンマネーが席巻していた。


しかし、アメリカさまはその日本市場をごっそり頂くという算段を立てて「総力」を結集して日本を潰しにやってきたわけだよ。


それが、日米半導体協定や自動車協議なんかを生んだのだ。


保険業界も同じ。

日米保険協議で、外資系保険会社は「第三分野」を”排他的に”やってきたわけだ。
日本国内であるのに、外資系の扱う分野は日本の生保会社が手出しできない、という、転倒したような状況となってしまったのだ。


簡保があるから、とか、共済があるから、とかいう、どうでもいい理由で、過去何十年と難癖をつけてこられたわけだよ。


それなのに、日本は、自動車も保険も何から何まで譲歩なんだそうだ。


そこまでして、日本を差し出して、一体何を達成したいと?


日米構造協議、包括交渉、各種半導体・自動車・保険協議、いずれにおいても、日本の敗北の歴史ではないか。


それなのに、今回に限っては、TPPで交渉に勝てると?
バカ言うな。


既に、入る前から、敗北主義ではないか。


日本の保険会社が外資系に買収されて、日本の市場は何か良くなったか?
保険加入者に、一体どんなメリットが生まれたか?


自動車、保険、銀行が一致してTPPを拒否すれば、勝てないはずなかろう。


それなのに、日本企業はわざわざ外資に日本市場を「差し上げます」と献上するつもりなんだそうだ。

どこまで腑抜けなんだ。