怒りのブログ別館

【いい国作ろう!「怒りのブログ」】のバックアップです

メガバンクで説教地獄に遭遇した

先日、恐るべき光景に出くわした。

ぼくは、ほとんど休眠状態にあった某メガバンク(といっても3つのうちの一つだ)の口座を廃止しようと思って、支店に行った。

その銀行口座は、合併前の最も古いもので、10都銀時代の通帳があるものだった。次の合併の際、名前が変わって、その後に更なる合併の後ではキャッシュカードが新しいものに切り替わったが、通帳はそのままだった。一度、その最新のカードで硬貨以外のお金は全部引き出したことがあったので、残金は微々たる金額だったのですが。


合併が2度あったせいで、支店の位置も変更されていたのだった。
ただ、車で幾度か通っていたし、以前にATMからの引き出しを行ったので、そこに行けばいいはずだと思っていた。

しかし、行くと愕然とした。
看板は出ているし、駅前のいい場所なので、そこに窓口もあるだろうと思い込んでいたが、甘くなかった。何とATMしか設置されていない場所だったのだ!

同じビルには、複数の旧財閥系のグループ企業の支店があるらしく、ずらりとよく見る名前が並んでいた。にも関わらず、銀行支店だけがないのだった。ガックリして、ビルを出た。でも、きっとこの界隈にあるはずと気を取り直して、歩道から通りを見渡した。すると、看板を発見!同じ模様だ。それは交差点を一つ渡った、向うに見えていた。なので、約150mくらいをダッシュ。たどり着くと、初めて見る店内で、品の良さそうなおばさまが「お客様、本日はどのようなご用件でしょうか?」みたいな声をかけられてた。口座廃止に来ました、ということで旧銀行名などを告げた。そうしたら、よく似た名前の「○○信託銀行」だった!

系列は確かに同じ出し、看板のマークもそっくりだったわけだが、落ち着いてよく見ると確かに微妙に名前が違う。
くう〜、何たる失態。

品のよいおばさまは、ぼくにメガバンクの支店の場所を教えてくれたのだった。そこから再び支店を求める旅に出た。
ようやく目的の支店に到着。
そこで口座廃止の手続きをした。旧番号は通帳に書かれていたが、口座番号が分からない状態だった。銀行の人に教えてもらい、投信用口座もあったみたいで、全部廃止とした。それら手続きが終わるのを待つのに、30分以上だった。


雑誌を読んだりしてたのだが、2つくらい離れたブースでおじいさんっぽい人の怒鳴り声が聞こえてきた。
窓口担当の女性に、色々と文句を言っているようだった。

聞きたいわけではなかったが、あまりに大声だったので聞こえてきた。
つまらないことで、いちいち文句を言っていた。
「どうして〜は、できないのか」とか無理難題を言っていた。


態度がどう、どうして最初にそれを言わないんだ、大体銀行なんて税金で救ってもらってるんだから、サービスとしてなってない、あまりにモンスターな客だった。銀行印の女性の人に代わって、ぼくが言い返してあげようか、と思ったくらいだった。あまりに理不尽な言い分ばかりのおじいさんだった。しまいには、いじめようと思っているんじゃないんだ、あなたを思ってるんだ、お父さんと話しているようだろう、とか、信じられないことを言っていた。


はあ?

要するに、寂しい老人だったのだろう。
話して欲しかった、自分の話を聞いてくれる人がいて嬉しかった、そういうことだろうと思った。


こんなモンスター客に付き合わされて、散々文句や罵倒を浴びせられた女子行員は可哀想だった。
閉店時間は既に過ぎていた。