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【いい国作ろう!「怒りのブログ」】のバックアップです

アメリカのインチキ経済はどうすんの?〜4 最大債券トレーダーFRB

ギリシャ問題を焚きつけてるバカどもって、何が目的なの?


そんなことより、アメリカのインチキはどうして放置なのだね?
アメリカがやってる汚いビジネスについて、どうして世界中の人々は黙って見過ごすのだ?


FRBのバランスシートは、異様に巨額に膨張しているのは、ご存じの通り。

http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL4N0ZW5G920150716


何と、遂に4兆4560億ドル!

リーマンショック以前には、9000億ドルにも満たない程度でしかなかったわけだ。05年頃に拙ブログで記事を書いた頃だと、負債サイドの9割が紙幣で占められていた。預金準備なんて、殆どなかったということだな。


今ではどうだ?

インチキ経済の中心であるFRBは、多分世界一の債券トレーダーになったということだよ。
投資額は、ナント、米国債 2.461兆$+MBS 1.744兆$=4.205兆ドル!!


リーマン直後に、一気に2兆ドルを超えるバランスシート膨張が話題になったわけだが、今やってることは、あの時よりもずっと「アクドイ」債券投資ビジネスなんだぞ。


当時には、破綻ショックを防ぐという大義名分があった。TARPの為ということもあった。しかし、そこから、無理矢理に膨張させる意味など、全くないだろうに。何の為に、4兆ドルを超える債券買い入れをする必要があるというのか?


アメリカはデフレでない。マイナス名目成長率ということもなかったろ?
なのに、どうして、これほどまでに債券購入をする必要がある?



これを、ペテンと呼ぶのだよ。
インチキだろ。


まさしく、無から有を人為的に作り上げたんだ。財政赤字の巨額の一部でも埋める為に、必死で金を「捏造」してきたんだろ。

FRBが「紙幣発行+準備金」等で通貨発行益を捏造する

→タダで作ったドルで債券を買う
金利収入が巨額になる
金利収入を国庫納付金で還元する

国債だけ買うと、国が払ったものが国に戻るだけで収入につながらないので、MBSを巨額に買入ているわけだな。それも意図的に、だ。

元はと言えば、毒債券が広まってしまってこれが焦げ付くと銀行が次々破綻しかねない、ということで、毒債券を買入て償却し貸倒分は国の損失計上するということのはずだろうに。

ところが、債券償還が進んだにも関わらず、新たに期間の長い債券を買い入れているわけだよ。これはどうしてか?
金利収入が大きい債券だから、だ。


なので、不必要なまでに債券購入を継続しているわけだよ。

金利が上げられない、とか言う話ではないんだ。
もし債券を売れば、金利上昇局面が来るから、別に金利引き上げだとか大袈裟に騒がなくても、必然的に金利が上がるはずなんだよ。それか、別の買い手の元へと債券が移動する。そして、米国政府の「FRBからの金利収入」というお小遣いが消滅するはずなんだ。


FRBが納付した額は、以下の通り。

 年
 2010  784億ドル
 2011  754
 2012  889
 2013  777
 2014  987

 合計  約4200億ドル


これは、確かにオイシイだろ?


こうした、抜け道で「濡れ手で粟」の利益を得たとすれば、フリーランチがないなら、どこかで「払う」はずだろう?

考えられるのは、インフレで貨幣価値が下がるか、為替で通貨安ということになるのが、基本的な経済原則のはずなんだよ。


だが、どう見ても3兆ドルに見合うような、大幅なドル安にはなっていないだろう?
何故だ?

まさか、日本が緩和してるからだ、って?

バカ言うなよ。
日本の量的緩和時代に、ドルはそんなに影響を受けたか?


実際の数字で変化がきちんと出てない、ということになると、どこかの数字が出鱈目とか捏造ではないか、と何回も言ったろ?


アメリカの経済指標は、信頼性が乏しい。中国のことを言えまい?




ちょっと追加。


それと、紙幣の発行額だけど、アメリカって、現金取引は日本に比してかなり少ない、って言ってなかったか?
今では、約1兆3千億ドルもの紙幣を発行してるらしいが、日本の緩和策の発行額増大ペース(比率)と比べても、かなり多いように思うが。何で、カード決済が圧倒的大多数のアメリカで、現金取引がそんなに必要なのか?ってことだよ。そもそも現金を大量に持ち歩かないし、タンス預金なんか、そうそうあるわけないアメリカ人が、現金をそんなに使うか?


まあ、あるとすれば、麻薬取引額増大とかの、まさしく「現金商売」ではないのかね。そいつらの為に、これほどの発行額増大を招いたと?5千億ドル規模で、増加させたって?ウソくさいな。