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石原慎太郎都知事の呪い〜東京五輪の蜜に群がる連中

費用が膨らんでいってしまい、6倍の1兆数千億円にも上る、という報道が、東京都民を大きく失望させたようだ。


元から、東京都民の多くは開催を望んでいたわけではなかった。石原慎太郎は、自分がやりたいということで都知事選の公約に掲げてみただけだ。
これに賛成を得られないと、石原都知事は「都民はおかしい」と言ったものだ。


こうなることは、恐らく都民の多くが薄らと知っていたことだろう。きっと、後から金をセビリに来るな、と。


なので、猪瀬知事になるまでは、あまり本気の政策課題ということにはなっていなかったような印象だ。が、安倍総理が自分の宣伝にもなるし、東電の福島原発の後処理の杜撰さを覆い隠すのには、利用するのに丁度よい題材だった、ということだろう。


12年6月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/5f6adc46b53923f0d0475708a13b56d2

13年9月
http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/33ba74fd514688e1560bd9e85504d534
http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/9cb9139d0724f6e6cc8903e44c354bf3


で、反対を押し切って、大々的に宣伝をやって、総理自らもプレゼンして、金で釣り上げたようなものだな。


そもそもは、失敗に終わった石原の時代にこそ、間違いの種が仕込まれていたわけである。


09年10月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/39c19686b1cdf654cd2f89a7a010801f

(再掲)


石原本人に「(東京都の)選挙民はオカシイ」と言われてしまうくらいだから、石原を選んでしまったのかもしれんな。成功と呼べるのは「東京マラソン」くらいで、これもボストンマラソンとか、ベルリンマラソンとか、ホノルルマラソンとか、そういう諸外国の真似をしてみただけなんだろうけれどね(笑)。要するに、「ヨソでやっているのが羨ましい」というだけではないか。

この延長線上にあったのがオリンピック招致であり、北京やロンドンが羨ましい、というのと変わりない。幼児が他の子の持ってるおもちゃを欲しがるのとあまり違いはない。石原がやりたいことを、他人の金を盛大に使って実行してみました、というだけだな。で、周りにいる特定の権限行使できる者たちにそのオコボレが分配され、その蜜に外部から群がる業者たちがいた、というようなものではないかな。新銀行東京の失敗というのは、そういう典型例なのではないか。

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そして、東京のインフラ整備という名の蜜に、恩恵を受ける連中が大勢いるんだ、ということさ。13年9月の記事で書いた通りなんだよ。
その典型例が、国立競技場の「べら棒な事業費」である。

まずぶっ壊す。造り直す。
ガッポリ儲かる連中が出てくる。勿論、税金という「他人のカネ」をたくさん使って、だ。


そういう名目でもないと、無駄な支出だから止めてね、と多くの国民に反対されることを分かっていて、けど、「お祭りあるから、これは用意しないと仕方がないよね」ということで、支出を強引に認めさせる、という、昔ながらの戦法だ。


「今度、修学旅行に行くから、新しいボストンバッグを買ってね」とか「新しい靴が必要だ」とか言うのと似た戦法である。
「修学旅行」というビッグイヴェントがあるから、それにかこつけて支出してくれ、とせがむ、の図だ(笑)。


こういう手口は、官僚だろうと誰だろうと、大差ないんだよ。人間なんて、考えることが似たりよったり。超天才みたいな人物じゃないと、こういうもんなんじゃないかね、という話では。


結局、反対多数の都民を尻目に、招致をしてしまって、その石原の呪い効果は今後効いてくるから、カネを散々毟り取られる、ということになるわけだわな。

毒は、じわじわ効いてくる、って寸法なんだな、これが。
恐るべし。


日本の高齢政治家は、もうどうに(((書けない)))