怒りのブログ別館

【いい国作ろう!「怒りのブログ」】のバックアップです

本当に、物々交換は無かったのか?

歴史学関係の話って、全然知らないことだらけ。
面白いが、新たな説が出されたりするので、かつての常識みたいなものは覆されることはよくある。


で、ちょっとはてブでも話題だったのがこちら。

http://d.hatena.ne.jp/shavetail1/20160603


「物々交換はなかった」と言われているようなのだが、ちょっと分かり難い。それは「貨幣」の誕生という点で、ということなのかと思ったが、根本的に人間は他の地域の人達と物々交換などをしたことがない、ということを言っているものなのだろうか?


因みに、子供の頃に物々交換を実際にしたことがある身としては、いかに大昔の人々であろうとも、交換取引をした経験が全くない、というのは、かなりの疑問があるな。貨幣誕生までは、交換が発生しなかったと?

もしそうなら、貨幣の用い方が分からないのではなかろうか?
だって、「貨幣となるもの」が例えば金貨とか塩とかだとして、それと何かの物品とを交換するわけで、その形態はまさしく物々交換のような気がするが。

 (例) 金貨 ⇔ 馬
     塩  ⇔ ブドウ酒

どちらも、「物」にしか見えないが。左側にあるものが、「貨幣となるもの」以外の場合は存在しなかった、というのは、ちょっと同意が難しいな。そこまで硬直的で、「交換」を人類が発見できなかったとも思えないが…



日本ではどうだったか、というと、貝殻に関する交易が存在していた可能性は示唆されているようだ。
弥生時代くらいらしいから、これが物々交換かどうか、というのは、判断が難しいのかもしれませんがね。


http://homepage3.nifty.com/okinawakyoukai/submenu3/kenkyukai/146kai.pdf


運搬人という、今でいうところの、流通系の人々も登場していたやに思えるわけですが、こういうのは物々交換というものではない、ということなのでしょうか?



因みに、拙ブログでも、お金に関する記事は書いていた。

16年2月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/72b2d65d6e52ceaa550a2eec9585969c


勿論、貝殻とか物々交換は肯定的に、である(笑)。これはやっぱり、法螺話に過ぎない、ということなのかもしれんね。

「お金とは何か?」シリーズの最初

06年1月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/2bf22f68ee7730a62bb27720bcdae51f


銀行券って何?、というのはこちら

09年5月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/fdabd710b71b923199b8d3fd7fb4345a