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【いい国作ろう!「怒りのブログ」】のバックアップです

普天間問題は、真の民主主義の危機

さて、従米派が遮二無二頑張ってくれちゃったせいで、賭け金が大幅に釣り上げられましたな。
簡単に言えば、「譲歩するもんか」と無用な頑張りを継続することによって、この問題が過去最大くらいに、ビッグ・ボーナス・ゲームになってきた、ということです。
降りる、という選択も不可能ではなかったはずなのに、レイズを続けてくれたお陰で、デカい勝負に成長させたんだ、ということですな。アリガトさんです。

さて、ここまで来れば、以前に比べて、非常に明瞭になってきたのではないでしょうか。誰が「アメリカの代理人か」ということが。

アメリカ=「辺野古」と鳩山総理にサインさせた(日米共同声明)
  ↓
◎「地頭クラス」=アメリカの意向に沿って、辺野古推進
  ↓
◎沖縄住民=辺野古移設反対、県外を主張


この「地頭クラス」に該当しているのが、己の地位・立場を守らんが為に、従米派となって沖縄に圧力をかけている層、ということだ。早い話が、アメリカの代理人、だな。主に、政治家、外務・防衛官僚、マスコミ、財界人、識者等々がいるであろう。
「地頭クラス」は、アメリカの手先として、ありとあらゆる手段を駆使して、辺野古移設を「何が何でも実現させる」という方向に動いている、というわけである。それがアセス提出、という動き((http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111017-00000036-mai-pol)だ。


地頭クラスは、結果を出せと求められたことから、本当に慌てているわけである。給油活動停止問題なんかの比ではない、ということなのだ。あの当時から、地頭クラスは「給油活動を止めたら、日米同盟が壊れる」とまで脅していたな、そういえば。インド洋での給油活動を停止したくらいで、アフガンでの「テロとの戦い」の勝敗に、どう影響するのかを説明すらできなかったな、地頭クラスは(笑)。

給油活動を止めるな、と言ったのは、米国であり、その通りのことを「日本国民に押し付ける」役回りなのが、地頭クラスということなのさ。今度の、普天間問題もそう。辺野古に移転、というのを実現しないと、地頭クラスの立場がなくなるわけ。
その上、TPP問題でも、地頭クラスが盛んに「世界の孤児」と出鱈目をばら撒いて、参加を「日本国民に押し付ける」わけだよ。この両方に失敗した場合、地頭クラスは「本当に使えない奴ら」という烙印を押されることになる。このことは、地頭クラスの力を見せる試金石となってしまった、ということだ。そこまでレイズをしてきたのは、誰あろう彼ら自身だったのにね(笑)。

給油活動停止後に「日米同盟が壊れる」と言っていたことが、全くのウソであり出鱈目であったことは、誰の目にも明らかだ。

何度も言うが、日米関係に重大な影響、というのが本質ではなく、地頭クラスの連中にとっては、米国と地頭クラスとの間での「重大な結果を招く」ということなのだ。
米国側に不信感を抱かれることを極度に恐れているのが、地頭クラスということなのだ。自分自身の失脚に直結しかねないから、ということだ。


これまでにも警告してきたが、再び書いておく。
辺野古に建設を強行した場合、米国を絶対に許さない。


その前に、日本国民がまず対峙しなければならない相手とは、地頭クラスだ。地頭クラスを打ち破ることができた時、米国との交渉可能性が開ける。

TPP問題で、おばけだの、悪質なデマだのと呑気なことを言ってる連中がいたりするが、脳みそはグラタンか何かでできているんじゃないか、などと思ったりする。甘ちゃんってのは、いいなあ。現実主義がどうとか御託を並べる連中に限って、生温いんだな。
”日本以外の国”に対しては、「○○と要求していない」とか「○○という条項はない」とか、いくら言っていたとしても、そんなものは何の保証にもなったりせんよ。どうしてか分かるか?
日本以外の国には、同国人でありながら、米国の代理人となる「地頭クラス」が殆ど蔓延ってないから、だよ。
●悪いな。

いいか、米軍基地はいらない、協定は延長しない、と言ってるのに、米軍が出ていかない国は、日本以外に、世界中のどこにあるのかね?
答えは、「ない」んじゃないのか?(笑)

ウズベキスタン→撤退、返還
・フィリピン→撤退、返還
キルギス→撤退、返還
・韓国→移転縮小、一部返還
・日本→代替地よこせ、施設整備費もたっぷり払え(笑)

日本以外の国に適用されてる話を、日本にも同等に適用できるなどというなまっちょろい考えは、幻想に過ぎない。
地頭クラスの腰ぎんちゃくが巣くっている限り、日本は「どんな要求をされるか分からない、要求を拒否すると何をされるか分からない」ということなのだよ。

日本が「給油艦派遣はできません、止めます」と断っただけで、国中が上を下への大騒ぎになる国なんて、世界中の何処を見渡しても、見つかりませんが。
「他の国が米国には要求されていない」という事実があるとしても、日本にとっての安全を意味するものではない。逆に危険だとさえ言えるかもしれない。


別な例でも考えてみよう。

VW
BMW
メルセデス
GM
・フォード
クライスラー
・現代
ジャガー
ボルボ
フィアット
ルノー
プジョー

適当に自動車会社(ブランド)を挙げてみたが、これらのいずれの企業においても、「急加速問題」で公聴会に呼ばれたり、マスコミのバッシングを食らった企業など、”トヨタ”以外にはありませんでしたが。
他の国が要求されないようなことを、『トヨタだけ』は要求されるんだよ。

散々バッシングしておいた挙句、サンディエゴのカーチェイスとなった暴走「プリウス」だとか、神の御加護「レクサス」とか、調査結果なんて報告されとらんぞ。判定結果が「シロ」だったとして、米国のテレビに登場した教授とか、その後に「有効な反論」をテレビで実演したりしたか?

米国とは、こうした出鱈目をやってくる国である、ということです。
どんな汚い手であろうとも、使ってくる国である。

たとえ日本以外の国が「要求されていない」ことであっても、日本だけは要求されてしまう、ということ。日本は特殊であり、違うと考えておくべきです。何故違うかといえば、代理人たる「地頭クラス」の存在が強固かつ広範に及んでいるからだ。
米国側の要求が、日本国民にとって耐えがたいものであり、到底呑める水準ではないとしても、地頭クラスの連中が蔓延る限り、そいつらが強制的に実行してくるということなのである。

狂った「地頭クラス」を権力機構の中心部から排除しない限り、何度でも討たれる。
鳩山政権が「地頭クラス」の頭越しにやろうとして、失脚させられた。小沢を討って、鳩山にハンコを押させ、引き摺り降ろした連中こそが、地頭クラスの連中だった。
権力欲に取り憑かれた菅政権は、地頭クラスの言い分を真に受けて、「辺野古維持」と「TPP参加検討」と宣言し、かつての民主党の主張を全てなかったことにしたわけである。だが、菅が東電・原発問題で粘って反「地頭クラス」に転じると、今度は菅が降ろされた。野田政権は、鳩山と菅が失脚したのを見て、初めから「地頭クラス」の傀儡の役を、自ら進んで引き受けたのだ。


アメリカ=「辺野古」と鳩山総理にサインさせた(日米共同声明)
  ↓
◎「地頭クラス」=アメリカの意向通り、辺野古推進
  ↓
◎野田政権=辺野古推進を買って出る
  ↓
◎沖縄住民=辺野古移設反対、県外を主張


例によって例の如く、アメリカお得意の「連合軍」か(笑)。

アメリカが「地頭クラス」と組んでる限り、反米という立場は変えないからな。

イランの大統領だったか政府要人だったかは、「アメリカがテロ国家だ」と言った。中露会談では、「米国は寄生虫」と呼ばれたらしい。中々うまいことを言う指導者たちは、世界にはいる(笑)。


日本人がまず対決すべきは、地頭クラスだ、ということを肝に銘じるべし。
基地問題もTPPも敗北した場合、日本は、本当に日本ではなくなるぞ。
腐敗した「地頭クラス」の支配体制に逆戻りしてしまうのだ。従米派の代理人に権力を奪われてしまうことになる。民主主義なんぞ、崩壊同然。


地頭クラスは、土壇場で追い込まれて、焦っているのだ。
現時点で、相当慌てているのだ。
彼らの策は、ほぼ尽きかけている。

ここが正念場だ。