怒りのブログ別館

【いい国作ろう!「怒りのブログ」】のバックアップです

乗ってから嘆き後悔するのは、愚か者

よくもまあ、こういうバ●が、次から次へと出てくるな。
推進派も必死だな。

http://b.hatena.ne.jp/entry/diamond.jp/articles/-/14973


伊藤元重、本間正義、戸堂康之東大教授、白石隆GRIPS教授、浦田早大教授、等々、学者を次々と投入してきましたが、残念無念の敗退ですか。
で、今度はマイナーな真壁教授と。ま、この方は、単に個人的意見として言ってるかもしれないので(何らの実力も政府内での恩典に預かってる様子もなさそうな感じなので)、悪気はないのかもしれない。


何回も言うが、外圧で変革せよ、というのは、カルト的スローガンの類でしかない、ってことですわ。経済学教授というのは、こんなのしかいないのか?
経済学の立場で説明してみろ、って、言ってるのが判らんようだな。


オレオレ詐欺振り込め詐欺みたいなのがあるでしょう?
あれは、「引っ掛からないように気をつけましょう」と事前に注意を促し、警告しているにも関わらず、年間100億円規模で騙されるわけです。
そういう失敗をしないように、と言っているんですよ。


バスに乗ってから反省しても、後悔しても、臍をかんでも、遅いですよ、って親切心で言ってあげてるんです。

振り込め詐欺に遭わないように、気を付けるべきです、って言うのと同じですよ。
「危険かどうか」は、バスに乗る前に、まず判断せよ、というのが、まともな大人の発想ですよ。
「他の人が乗ると言っているから」というだけで、自分が乗ることを決断するのは「危ないよ」って言ってるです。


政治音痴、情報無知の経済学教授には、何が何だか判らんでしょう?
空気に支配されてる典型ですな。


どうして危険だと思うか?
バスの運転手や車掌を見れば、判るんだよ(笑、最近のバスには車掌はいないが)。


簡単な例で言おう。

米倉経団連会長、石破自民党議員、森本敏

この3人に共通するのは何か?
ん、そう、TPP推進派だ。

何が問題かって?
彼らは、みな口を揃えて言う。
「参加以外の選択肢はない」
「途中離脱などありえない」

いいか、政治とは、こういうものだ。

真壁教授なんかには、到底理解不能なんだよ(笑)。


これは、何を意味するかと言えば、バスに乗ったが最後、途中では「降ろしてもらえない、バスを止めてももらえない」
ってことを言ってるんだ。


USTRの交渉官は、「覚悟して乗れ」と釘を刺した。カーク代表だって、「例外は認めない」と言った。
キャンベルは、野田政権誕生前から、「どうやって政治日程、ステージに載せるか」ということを、日本側と幾度も交渉してきた、と述べていた。

すなわち、バスはルートがほぼ決められている、ということだ。むしろ、レールの上に乗っている(近頃ある両用のやつみたい)、ということでもある。

動き出したが最後、バスのドアは開けられない。

野田のドジョウの坊ちゃんが「バスを降りたいです、止めてもらえませんか」と申し出たところで、通用なんかしないんだ、って言ってんだよ。

それが証拠に、野田の坊ちゃんが発言したとされた「全品目」さえ、「ダメだ」と拒否されたじゃないの。
あのな、バスを止めて、とか、降ろして、と言ったんじゃなくて、いうなれば「気分が悪いので、バスの窓を開けてもらえませんか」と頼んだのに、「それはできない、俺達のルールがそうなっているからだ」と完璧に断られたんですって。


政治的闘争、外交というのは、そうした修羅場を意味するわけ。
のんびり物見遊山に出かけるわけじゃねーんだよ。

推進派は、何としても「バスに乗せる」、そして、一旦乗ったが最後「絶対に降ろすな、バスを止めることはまかりならん」と乗る前から気迫満々で言っておるのは明白だろうが。

野田の坊ちゃんが、そういうのをはねのけて、バスを止められるとは思わんね。

そういうバスには、最初から近付かない、乗らない、というのが、「リスク回避」に必要だって、言ってるんだよ。


どういうバスなのか、見りゃ明白だろうに。
それが「分からない」というのなら、学習効果のない愚か者ですね、って言っているんです。
米韓FTAでも、NAFTAでも、豪州やNZでも、いくつか類似の事件や危険性が指摘されていますね、って言ってるの。

それは、「振り込め詐欺被害が報告されています」って情報が分かっているのと同じなんだよ。それなのに、まんまと「引っ掛かれ」ってことか?

そりゃあ、ノブオの、あいや、●●のやることだ。



ちょっと書き忘れた。

TPPはFTAAPへの道筋だ、だから必要なんだ、みたいな意見ね。


それは、どうかなあ。
確かにAPECで出されたけれども、米国は当初乗り気でもなく、やる気もなかった。でも、TPPに乗ることを決めてからは、「FTAAPへの道」とやけに強調するようになった。

ACCJのレイク会長が述べていたように、「米国の政権担当サイドとしては、その実現可能性は厳しい」と受け止めている、ということだった。08年時点で、だが。
政治的なスローガンとしては、「TPPではなく、別な何か」という大義名分のようなものが必要、というのは、2010年時点での米国サイドの見方であった。

それは、「米国臭」を消す為の「香水」の代わりに用いる為だ。実際には、中露が「受け入れるとは考えていない」というのが、米国サイドの本音であり、「画餅に過ぎない」ということを米国側は織り込んでいる・知っている、ということだ。

その上で、「将来○○に向けて、TPPを頑張ろう」と呼びかけることが、どんなに「ウマい言い草か」ということを向こうは良く知っている、ということだ。


その手に、わざわざ「乗っかりたい」という短慮な連中がいるとは、誠に恐れ入谷の鬼子母神


じゃあ、真似してみるか?

ASEAN+6」はWTOに向けての第一歩。


自由貿易が大事なんだよね?
ならば、このスローガンは否定できないよね?
実現可能性について、何かの検討が必要とされてないから。

ブロック経済はんたーい、つまり、TPPのようなビルディング・ブロックは拒否すべき、だな(笑)。