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【いい国作ろう!「怒りのブログ」】のバックアップです

小峰隆士法政大教授の意見は正しいか

まず、最初に言っておく。
小峰教授は、元々は経済企画庁の官僚で、物価局長も歴任していたらしい。90年代の経済運営の失敗の責任の一端は、このような人たちにあったものと考えてよいというのが、当方のような一般国民の感想である。
(当方レベルで平たく言えば、お前らのようなボケナスのせいで、日本経済は迷走を続けてきたんじゃないか、ということだな。大失敗を繰り返してきた経済官僚に、更なる失敗を強いられるのは大迷惑だ、って言ってんだよ。)


小峰教授が過去に一度でも正しい説を唱え、その解決策を示していたとでも言うのなら、ご意見を信じるor 考慮してもいいかもしれないが、そういう例を知らない。今の日本経済の状況を見るに、正しい処方箋を提示できていたとは到底思われない。
本当に正しい答えを知っており、それが実現できていたなら、こんな状況にはなっているはずがないからである。


こういう中身のない記事を見るにつけ、増税ありきの論には全く価値を見いだせない。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20120622/233699/?P=1


計量モデルでどうのと説明していたりするけれども、それは経済学界のコンセンサスとなっているのか?
なっているなら、既に学術的な答えは出ているということである。他の答えや意見はない、と考えてよいはずだ。そうでないなら、ただの「小峰という人が独自に開発した特殊例」ということを否定できない。医療における特殊療法とか、民間療法の類と見分けがつかない、というようなことだ。


こうした話は、何も小峰教授だけに限った話でもないし、日本だけということでもない。世界中のそこかしこで、「経済ナントカ」の類は、みんな揃ってバカばかりなのかな、と思えることがよくあるからだ。


経済学者だのエコノミストだの何だのといった人たちが、そんなに賢く正しいことを知っており、常に正解を導き出せるなんてことは、これまで殆どなかったんじゃないか、というのが、当方の見解である。もし、本当に賢く正解を知っているなら、世界経済のこれほどのクラッシュは回避できたであろうし、その後の措置ももうちょっとどうにかなっていたのではないかと思うし、ユーロ圏の問題だってここまで尾を引いて長引くなんてことも考えられないからである。

世界中の経済ナントカがみんな狂っていて、バカばっかり、ということでもなけりゃ、こんなに悲惨な結果を生むとも思えないから。女王陛下がおっしゃられた、『何故誰も金融危機に気付かなかったのですか?』という質問が、まさしく本質をついているということだ。
宮廷お抱え魔術師の類と見分けがつかない、ということなのだよ。

http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/546e0a927f7f8ba1935838e9d19727c9


なので、小峰さんは気落ちする必要はない。間違いは誰でもあって、答えなんかほぼ知らずに来た、というのが実情なのだよ。それを今更、さもこれが正解、みたいなことを言ったとて、信頼性などあるわけもなかろうて。



バカが集まっても、得られる結論はバカ、というのは、これまでに幾度も見てきたのですよ。それが誰とは言いませんが。



小峰氏が言うには、集まった4名も国会議員の先生方も、みんな共通で同じ意見や考えだ、というが、これまでの泥沼の20年を物語っているのではないかな。


こういう連中が集まっては、常に間違った結論を出してきて、間違い続けた結果が今ということなんじゃないですかね。結果は明白。ダメだった、ということ。
そうとしか思えない。


破綻するのはいつか、という話、と決めつけているが、それはあなたのような人間ばかりが集うというバイアスの結果なんじゃないですかね?(笑)
何かといえば、消費税増税、日本は財政破綻という人たちばかりを集めたならば、そういう意見に集約されてゆくわけで。ネット上の特定掲示板にヲタが集まっているのと見分けがつかない。


小峰氏の意見が市場では常識、なんてのは、ただの妄言である。

http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M6CZPV0UQVI901.html


世界的に有名で債券運用では実績のあるPIMCOさんが、小峰氏よりもバカでド阿呆とは到底思えませんから、何らの実践もない小峰氏の言い分を信ずることはできませんな。

そういうことに気付けない小峰氏は、哀れではある。


メガバンクの連中やバブル期に不良債権を山ほどこしらえた企業の連中が、本当にそんなに賢かったのであれば、あんなバブル崩壊みたいなことは起こらなかったんじゃないですか?
銀行倒産が相次ぐなんてこともなかったのでは?

メガバンクみたいな、15年とか18年とかの長期に渡って法人税を払わないなんていう、日本経済の寄生虫が如き「フリーライダー」のやつらに、「庶民は税金を払え」なんて言われたくないわ、ボケ。
そういうことは、企業としての責務を果たしているなら、言ってもいいぞ。ビタ一文、税金を払ってないくせに、過剰な負担だなどというふざけたことを言うのは許せるものではない。払ってから言え、ということだ。税金は払わず、儲けの分配である株主配当だけはジャンジャン払う、というのもおかしな話だ。


そうやって数千億〜数兆円もの税金を合法的に払わず逃れてきたメガバンクは、東電に貸し込んで、また税金を貪る、と。自己利益の為だけに、税金逃れが許され、本来払うべき金を浮かせて、それを用いて更なる金儲け、ときたもんだ。破綻同然の企業に税金を投入させ、そこからのアガリで銀行利益としようなんていうハラが見え見えで、それがまた腹立たしい。


こんな連中の意見を聞いてきたが故に、失敗続きだったのではないかとしか思えないわけだが。


「無能の孵卵器」に集う無能の魔術師たちの意見を聞いても、解決に繋がってこなかったし、何の役にも立ってこなかった、それが現在の日本の状況なのではないか、ということである。