怒りのブログ別館

【いい国作ろう!「怒りのブログ」】のバックアップです

WBC不参加を決した選手会の”侍魂”

日本の政界・官界・財界は、是非とも見習うべきである。


https://twitter.com/hamagikukai


WBCに無理して参加する必要はない。日本の選手会は立派だ。きちんと世の中のことを考えている。理不尽というものをしっかり理解できている。次の時代の為に、という発想も立派だ。今の政治家たちが見習うべき。

選手個人個人は、「日の丸を背負って戦いたい」という、純粋な思いがあるはず。国の代表として戦えることの、名誉と誇りを十分に感じている。その思いが、本当に素晴らしい。

その上で、WBCの運営、あり方について、主張すべことは主張しなければならないし、日本野球界と選手たちの権利を守らねばならない、ということを、自覚できている。そのことが本当に偉いな、と思う。

選手会という組織の存在意義、最も原初の目的というのが、「個々人である選手の権利を守ること」だということを、選手会自身が理解できていることが凄いこと。大事なこと。連合みたいな、形骸化し権力の犬と化した組合なんかは、見習うべきだ。

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ホント、侍ジャパンは、侍たる勇気を持っている。


日本の選手会が参加しない、と言っても、日本がどうにかしろ、とお得意の圧力で命令してくるのが、アメリカのやり方だ。


http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2012/07/22/kiji/K20120722003729350.html


日本プロ野球選手会によるWBC不参加表明を受け、WBCIは声明で「WBCにチームを送ることを決めている日本野球機構(NPB)と(日本参加で)合意している」と強調。参加表明の権限はあくまでNPBにあるとし、WBCIの委員会でも日本参加の意思確認が行われているとの態度を鮮明にした。選手会の意向は「無視」し、さらに「13年WBCへの日本選手の参加は、NPBと日本プロ野球選手会の問題」と、日本側が解決すべきとの認識を示した。

 日本が登場するのは来年3月の1次ラウンドからだが、予選ラウンドは今年9月から開始。既に日本の参加前提で、1次ラウンドと2次ラウンドの1つの組を日本で開催する方針を固めている。さらにスポンサーなどビジネス面の交渉も進んでおり、2連覇中の日本の不参加を受け入れることは事実上不可能な状況といえる。NPBと選手会の問題については「静観」の方針だが、今後もWBCI側は日本の参加を前提に準備を進め「しかるべき相手と連絡を取り合いながら、NPB、日本プロ野球選手会とともに事に当たる」とした。

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もしも、WBC主催者側が強硬に事を進めた場合には、NPBがその責任を負わされる、という形だ。これは、基地問題とかTPPとかの交渉と全く瓜二つの構造を持つ。


アメリカ側が日本の権威組織に要求
   ↓
日本側でどうにかしろ、反対派をねじ伏せろ
   ↓
日本側権威組織(政府、官僚、NPBなど)は勝手に決める
   ↓
現場(国民、選手)は反対してもなりふり構わずアメリカの言うことを聞くだけ


アメリカのやり口は、いつもこんな感じ。
これは、彼らの習性だ。
イジメを恒常化させた「イジメっ子」と、イジメに遭う側の関係とも似ている。

どんな手を使ってでも、必ず言うことをきかせる、と。
オスプレイの件でも同じ。



今後、NPBがどうするつもりなのかは知らない。
選手会側と決裂した場合、アマ選手が呼ばれて、過去の国際大会の代表のような感じになるかもしれない。が、それはNPBだけではできない話では。プロ、アマ含めた話し合いとか、上位組織の日本野球連盟(?、だったか?)の関与が必要になるのでは。


それとも、選手会の協定破りを誘う為、参加意向に賛成しそうな個々の選手を切り崩して参加をさせるとか?(笑)


NPBが勝手に決めてきて、不参加となった場合には、NPBが責任を負う以外にはないだろう。


選手会が参加を躊躇するようなWBCに、日本が参加しなくても全然構わない。
それはそれで一つの意思だと思う。


選手会を全面支持する。