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東京第五検察審査会の疑惑を追及せよ〜5

2回目の審査補助員であった吉田繁実弁護士の請求書に関連してだが、やはり偽造である可能性が高まった。


http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/e4b54783ae41e4fc04a2a203f1be5487

この記事中で紹介した吉田弁護士の請求書は、7月分があるわけである。2回分ある。
しかし、7月末で任期の切れる審査員が5名いたのに、7月から審査会が開かれていた、という、どう見てもおかしい設定(笑)になっていたわけだ。このことは、これまでの記事でも指摘した。


更に、別な補強材料が発見された。

2011年10月6日>http://www.asahi.com/special/ozawa_sikin/TKY201110040710.html

(以下に引用)

 民主党元代表小沢一郎被告(69)の初公判が6日、東京地裁で開かれる。「起訴すべきだ」と決めたのは、11人の市民で構成する検察審査会による2度にわたる議決だ。法的な助言をするために同席した吉田繁実弁護士(60)は初公判を前に取材に応じ、「素人の感情的な判断という批判は見当違いだ」と語った。

 同席したのは、昨年8〜10月の2回目の審査。強制的に起訴するかを決める2回目は、慎重を期すために「審査補助員」として弁護士が立ち会う仕組みだ。

 「法律家としては、どうお考えですか?」「判例はどうなっていますか?」

 審査員11人の平均年齢は34.55歳。頻繁に集まって東京地検特捜部の捜査記録を読み、疑問をぶつけ合った。

 議論の焦点は、小沢氏の資金管理団体陸山会」の2004年の土地取引をめぐり、政治資金収支報告書に元秘書と共謀してうその記載をしたかどうか。

 質問を受けた吉田弁護士は、上下関係がある場合に共謀を認めた過去の判例を解説した。審査員らは、不起訴にした特捜部の副部長も呼び、判例への見解などを何度も聞いた。

 「小沢氏は自分で4億円を用意している」「4億円を隠す偽装工作の疑いがある銀行からの融資書類に、小沢氏が自ら署名している」「4億円の出どころは、小沢氏も元秘書もしっかり説明できていない」……。証拠を検討した結果、こうした意見が相次いだ。

 小沢氏と元秘書の主従関係も考慮した。「小沢氏から『コピー用紙には裏紙を使え』と指示された」。元秘書の石川知裕衆院議員(38)の供述調書にあった一文に、注目が集まった。

 「1円するかしないかの話まで指示を受けていた石川議員が、4億円もの金を小沢氏に相談せずに動かせるだろうか」。審査員の素朴な疑問だった。

 審査会は「小沢氏の関与を示す客観的な証拠は十分」と判断。「秘書に任せ、うその記載という認識はない」との小沢氏の弁解は通らないと結論づけた。

 市民に強制起訴の権限を持たせることには批判もある。しかし、吉田弁護士は「審査員はみな、真剣に記録を読んでいて、心配はなかった。共謀の認定は簡単ではないが、根拠なく起訴したわけでないことは、裁判を見てもらえれば分かる」と話した。

    ◇

 初公判で小沢氏は、用意した書面を読み上げ、全面無罪を主張する方針。来年3月に結審し、4月中には判決が出る予定だ。(久木良太)

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普通、大手新聞社の記事というのは、殆どがリンク切れになっており、1ヶ月以上前の記事をいくら検索しても出てこないわけだが、何故かこの朝日新聞記事は残されていたのだ。ちょうど日付が10月6日だ。

何が丁度かって?

例の、2010年10月6日の読売新聞記事が同じ日だったから、だ。再掲しておこう。


http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/3da38419d0cd2052c946fa28d0b72bd0


小沢裁判の日程で偶然そうなっただけかもしれないが、一年後の同じ日に似たような記事が書かれるというのは、「混同させる為」とか「古い方の読売記事を隠したい為」といったことがあるなら、そうだなと納得できる話ではある。


これはまあいい。


問題なのは、朝日記事の中に書かれている、


 『同席したのは、昨年8〜10月の2回目の審査


という部分だ。


ここから考えられるのは、朝日新聞が記事内容を捏造したか誤認で間違った記事を書いた可能性、だ。朝日新聞の久木記者が吉田弁護士に面と向かって取材しているわけだから、普通は相手に話を聞いたはずだろう、とは思うわけだ。にも関わらず、7月から、ではなく、8月〜10月に出席と書いた、ということだろうか?


それとも、吉田弁護士自身が7月と言わず、8月と言ったとか?
ならば、吉田弁護士がウソを言った、ということなのか。


つまり、吉田弁護士か朝日新聞は、どちらかがウソを言っている、ということになる。


もし両者の言い分が正しいなら、請求書が偽造されたものだった、ということになる。


朝日新聞は、同じような記事を書いているという”前科”(笑)があったようだ。


http://civilopinions.main.jp/items/%EF%BC%91%EF%BC%90%E6%9C%88%EF%BC%95%E6%97%A5%E4%BB%98%E6%9C%9D%E6%97%A5%E6%96%B0%E8%81%9E%E8%A8%98%E4%BA%8B.pdf


一市民の人が資料を集めてくれていた。
2010年10月5日の記事では、

『……11人全員が8月初めに入れ替わり、新たなメンバーが集まった。その後、法的なアドバイスなど審査を補助する弁護士が選ばれた。』

と書かれていたわけである。


そう、「8月初め」にメンバーが集まって、その後から弁護士が選ばれた、と書かれているということである。これは、上の久木記者の記事と一致している、ということだ。
もしも久木記者が吉田弁護士に直接尋ねて8月以降の出席という証言を得ているとすれば、これは吉田弁護士の記憶間違い、といったことにはならない、ということだ。


何故なら、議決公表直後の時点において書かれた朝日新聞記事にも、同じく新メンバー選出後(それは自動的に8月以降だ)に、審査補助員の弁護士が選ばれた、となっているからだ。両者は整合的であり、一致した証言が取材で得られたはず、ということである。


だとすると、ウソをついているのは、誰か?


請求書だ、ということになる。


よって、吉田弁護士の請求書は偽造であり、これが支払われたとすると詐欺の疑いがあるということも考えられる。


すぐさま、告発すべきである。