怒りのブログ別館

【いい国作ろう!「怒りのブログ」】のバックアップです

日銀が対話向上に腐心、とな

へえー、そんなことが。

http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MCE4ET6JTSEN01.html


(一部引用)

10月25日(ブルームバーグ):日本銀行は英語での情報発信を増やしている。欧州債務危機や世界経済減速の長期化で、日本経済が再び景気後退のリスクにさらされる中、金融政策運営に対する海外投資家の理解を深めるのが狙い。日銀が30日開く金融政策決定会合で追加緩和が行われるとの観測も強まっており、その際、英語でどのような情報発信が行われるかについても注目が高まっている。

日銀は今週、都内で海外メディアに対して初めて英語でのブリーフィング(記者説明)を行った。5月には欧州統括役だった川添敬氏を企画局の国際関係・企画調査等担当の審議役に任命。昨年12月には英語でのツィッターを開始し、これまでに2000人以上のフォロアーを獲得している。

(中略)

日銀の小早川周司企画役(国際関係・海外広報事務)はブルームバーグ・ニュースの取材に対し、「われわれの政策を正しく理解していただくためには、われわれ日本銀行からの働き掛けも必要だ」と言明。「非伝統的な政策が増え、金融政策の枠組みや全体像が分かりにくくなっている中で、これまで以上に日本銀行の取り組みについて丁寧にかみ砕いて海外の方々に説明をする必要性を感じている」と話す。

=========


どういう風の吹きまわしか判りませんが、かねてより「対話下手」と酷評されてきたことを気にしている、ということでしょうか。


参考:

日銀のコミュニケーション能力は最低!

金融政策コミットメント効果についての金融研論文



海外向けに発信して、言うなれば「日銀文学」を国際的にしていきたい、というようなことでしょうか(笑)。文学賞狙いですか。いや、皮肉というわけではないのですが。悪乗りでしたか、こりゃすまぬ。


国内向けだけではなく海外に向けても、という面と、日銀としては「世界が日本に追いついてきた=日銀の政策と同じことをしてるじゃないか」的な自負があり、実績づくりという面においても、「日本発(or日本が初)」を言っておきたいということなのかもしれません。


まあ、説明しないより、した方がよいはずだし、職員全体の能力向上という点においても貢献するだろうと思うので(世界が見ている、という中で仕事をするのだから、気合いも入るでしょう、と)、過去の汚名返上に努めてもらえれば、とは思います。