昨日も触れたが、韓国哨戒艦沈没事件の時の”決定的な証拠”というのは、全然そうではなかったわけである。北朝鮮の犯行であることを特定できるものではなかった、ということだ。
>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/867fb1d56caca024a09c36ce7f37f4db
合同調査委員会を作って、検証したわけだよ。
米・韓・英・豪・スウェーデンの国際組織だった。シリアの国連調査団と大して違いなどない。
で、ロシア製か中国製の魚雷だ、と断定したわけだが、それで北朝鮮の犯行というこじつけを行ったんだろうよ(笑)。火薬は北朝鮮のもの、とか、プロペラは北朝鮮の製造工場がある、とか、そういう「証拠」と呼ぶものをいくつか公表したわけだが、本当に証拠に結び付くものなどなかった。
>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/82c9c1fa559fed06ee6ba4e4f86cb052
要するに、決定的証拠だ、と断言したわりには、実際にはこじつけであり、都合が悪くなればコロコロと言い分を変えるようなものでしかない。魚雷にハングルで数字が書いてあった、というのを証拠としたわけだが、その他の客観的情報との矛盾点が説明できたわけでもない。
その後、出鱈目の根拠が世界中にバレた為に、米韓は外交的敗北を喫したわけだな。
今回も、シリアの証拠を掴んでいる、ということがあるとして、米仏がシリアを攻撃できる正当な理由などないし、国際法上でも合法ということにはならない。
せいぜい、違法な戦争行為を行った、ということが確定するだけだ。
それを咎められないのは、アメリカが世界で最強最悪のヤクザで、みんなは恐ろしくて正すことができないから、だ。警察よりも強いヤクザを止める手段がない、ということだな。メキシコの麻薬組織が強すぎて、犯罪を止められないのと似ている。
アメリカとは、そういう国なんだ、ということだ。