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スペインの悪夢〜13日金曜日

スペイン対オランダという、一次リーグ屈指の好カードは、昨年決勝カードとは思えないような無惨な結果が待っていた。


スペインにとって、まさしく13日の金曜日が現実の悪夢と化した、W杯の幕開けとなった。
恐らく、このようなスコアは誰も予想し得なかっただろう。サッカーとは不思議なスポーツだ。


あのスペインですら、守備崩壊ということが現実に起こってしまうのだから。信じ難い光景と言ってもいいだろう。決して実力がないわけではない。優勝候補と目される実力がありながら、このような結果を招いてしまうことがあるのだ、ということだ。


スコアが1−1までは、スペインが優位に試合を進めていたように見えた。
幾度かの決定的チャンスをものにできず、オランダのカウンターを食らって、ロッベンの個人技で勝ち越し点を奪われた。彼のようなスピードのあるアタッカーの攻撃に弱いのは、日本の守備陣も同様だろう。


オランダはスペインの攻撃をはね返すべく、最終ライン4人とその前に4人くらいは常に配置して、スペースを消していた。あれを突破するのは容易ではない。ラインは高く保ちつつ、前で守備をして、カウンターにつなげる、というのが実践できたのはオランダだった。


日本は、スペインの敗戦から学ばなければならない。


2点目を取られてからというもの、スペインはスペインではなくなってしまったかのようだった。
歯車が狂ってしまったことで、信じられない凡ミスと集中力のないプレーとなった。気落ちしてしまうのは仕方がないが、そこで更なる失点を重ねてしまった。


苦しい状況になった時、態勢を立て直し、リズムを取り戻せるか、そこはチームの精神力にかかっているだろう。リズムを失ったスペインは、自分たちが自分たちではなくなって、無惨な結果を招くことになってしまったのである。ペースを取り戻せぬまま、敗戦してしまったのである。



次の試合までに、気持ちを切り替えられるだろうか?


どこまで自分たちを信じることができるか、そこにかかっているだろう。