怒りのブログ別館

【いい国作ろう!「怒りのブログ」】のバックアップです

2014年3月以前の輸入物価のこと

何か、早速「りふれは」らしき方角から、着弾したみたい(嘘)。


http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20150112%23p1



昨日書いた記事で取り上げていた記事は、もう一度書くけど、こちらです。


13年10月27日>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/b3eb998d5d58a417e703e758b7a50cf3


当然ながら、黒田総裁の異次元緩和策が始まってまもない頃、消費税が上がっていない時期、ですね。

日経平均は緩和期待で年初から順調に上げていて、3/1には11606円だったが、5/22には高値の15627円まで上昇しました。しかし、その後は一進一退となり、記事を書いた直近の10/25終値は14088円でした。

為替ですが、ドル円では95円〜100円程度のボックス圏で比較的安定していた時期でしょう。安倍政権誕生頃でも90円くらいでしたから、そんなに円高が急激に進んだ、というほどでもなかったでしょう。


ただ、多くの企業において、13年4月以降に値上げが発表されるようになりました。
その主なものは、輸入品の原材料価格が上がったとか、原油価格上昇による経費増、といった理由が珍しくはありませんでしたよね。


すなわち、価格決定の主体である企業側が値上げを決めるキッカケとなっていたであろう理由というのは、輸入物価上昇だったのではないですか、という話を13年10月当時に言った、というものである。


当時においては、当然消費税増税の影響なんてまだ少なかったし、増税前の駆け込み需要といったものも目立っていたわけではなかったはずでしょう。マンション販売等の不動産関連ならばひょっとするとあったのかもしれませんが、需給逼迫などと言われるような状況にはなかったでしょう。



例の吉川洋先生の著書『デフレーション』での議論でも、プライシングについての拙ブログの見解を書いた。


13年4月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/72ddfdab9c1296d95ef576487defe9bf


原価とプライシング:3月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/b485761e87c5f5c9ff2341021ada6057


輸入物価は価格に当然影響するものである、というのが当方の見解であり、少なくとも06年以前までであると、原材料価格(素材全般、原油価格等)の値上がりがあっても賃金削減といった形で価格転嫁を回避していたこと(=企業のプライシングの姿勢・考え方)がデフレの要因になっていたのではないか、と主張したものです。


消費税増税の影響なんて話ではないでしょうね、と。