怒りのブログ別館

【いい国作ろう!「怒りのブログ」】のバックアップです

今度は中国国債買いを命じられたか(笑)

お調子者の安住財務大臣が、またまた大活躍、と。そーですか。

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE7BJ02H20111220


またアメリカ様からのご命令ですかな。
ポチって、本当にそうなんですね。
財務省が中国国債を購入する意義って、明確には存在してないですもん。それなら、これまでのドル買い一辺倒というのが説明できないでしょう?
いや、勿論、極々少額の他通貨も持ってはいるけど、申し訳程度でしょう?

それを責めてはいませんがね、ここに来て急に言い出すというのも超笑えるわけで。

今年、7月28日〜11月28日までの僅か4カ月間のうちに(実質的にはほぼ3カ月くらいだ)、13兆6千億円がつぎ込まれたわけですわ。

復興資金にかって?




ざんねーん、違います。
いえいえ、そうじゃないんですよ。

為替介入ですわ。ドル買いにつぎ込まれたんですよ、これほどの資金が。大借金の国債新規発行で。

財界のバカどもが介入しろ、介入しろ、と言うその口で、「復興増税しろ」とか言い、新規国債発行は借金だから止めろ、とか、財政再建が先だ、とか言うわけですわ。

自分たちの為になら、13兆6千億円もつぎ込んでいいぞ、しかし被災者の方々に使う数兆円の国庫負担でさえ「増税で賄え」と言うんですわ。おかしいでしょう?


世の中というのは、こういう出鱈目がいくらでも通用してしまうのですよ。


アメリカ様は、米国債格下げと債務上限引き上げ法案の混沌で、ドル売りが来ていたことを大層気にされていたわけです。このままでは、本当にドル離れが進むんじゃないか、ソブリン債の危機感が伝播して来るんじゃないか、とね。

それで、日本には「ドルを買い支えろよ」というお達しが来ていたわけです。野田総理は以前の財務大臣時代から、ホイホイドル買いをしてくれる、大変物分かりのいい操り人形でしたから、大変重宝されるということなのです。


で、中国が米国債売りをやっていた、ということらしいです。

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1217&f=business_1217_058.shtml


10月に中国が大幅売り越しとなっていたのを、日本が買い支えました、みたいなものだな。中・英で274億ドル売り越し、日本が222億ドル買い越し、ということですから、売りを吸収したようなもんですわな。

つまり、日本の行った為替介入というのは、米国側の都合で「ドルを買っとけよ」と言われたので、ハイ早速、ということで実施したようなもんだ、ということである。それだけの為に、13兆6千億円がサクッと投入された、ということである。復興財源には、サクッと投入しないのに、ですね、はい。

で、外為特会で為替損が40兆円にも膨れ上がらせた財務省が、今度は中国国債を買います、と言い出した、と。

財務省自身がこんなことを考えて実施するはずがないw。
官僚主義的官僚(当たり前か、官僚だけに)達が、そんな発想を持ち合わせているはずがない。これまで誰もやってこなかった大それた提案を、ここでしようなどと考えるはずがない。あるとすれば、アメリカ様の要請(つまりは、ご命令、である)があった場合のみ、だ。

まさか、拙ブログ記事でも読んでいただいて、それに触発されたわけではありますまいね?

http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/f9c3eee96dfd2e8357b7c37003337646


米国の貿易赤字圧縮には、人民元高が必要だ、と。為替変動が簡単ではないのなら、日本が人民元を買えばいいんだ、それは同じような効果をもたらすであろう、ということですかな。

まあな、いつもいつも「米ドルを買い支えろよ」と要求するのも限りがあるので(ドル安に戻る度に為替損が拡大するから、40兆円の為替損をウチのブログみたいなド素人にも嗅ぎつけられて責められるからwww)、あからさまなドル買いを要求しにくくなるな、と。

そうすると、日本が人民元を買えば、中国がドルにペッグしようとするなら「ドルを買うよりない」ということになり、ドル売り継続は難しくなるな、と。
人民元高になればなったで、貿易黒字が圧縮されるであろうから、それもよし、と。

だから、日本が人民元を買えばいいんだ、オレっちは何て頭がいいんだ(米国の財政当局の政策を考える誰か?の心の声)、と。


ふーん、そうですか。
まあ、漁夫の利を目指すは上策ですわな。日中間でやらせておけば、米国の金を使わなくても済むもんねー!ってことですわ。


米国が最も怖れているのは、米国債ファイナンスがいずれ困難になってゆく時、だ。中国はもう以前のようには、ばかばかドルを買ってくれなくなっている、と。むしろ、ドル売りの潜在的脅威である、と。


そうなると、ドル買い=米国債買いの主体として残ってるのが、日本くらいしか存在してないぞ、と。欧州のこれまでの買い手としての資金力は、以前に比べると格段に少なくなっているぞ、と。

そうなると、米国債ファイナンスが「どこまで可能なのだろうか?」と考えるようになってきたな、ということであろうね。何たって、6割くらいが海外の買いでしたかな?

もっとも大きかった中国という買い主体がもし抜ける、ということになると、どうなるであろう?
米国債ロールオーバーの額は、年間何兆ドルかな?その売却先が細ってゆくことになれば、今後発行額が増える一方なのに、どうなるだろう?

そういう恐怖があるわけである。だからこそ、人民元を買え、と求めるわけだ。それは間接的にドルを支えることになる、と。