怒りのブログ別館

【いい国作ろう!「怒りのブログ」】のバックアップです

腐った検察の見本〜アーバンコーポ倒産にまつわる事件

これまでにも言ってきましたが、検察腐敗を示す典型例として、取り上げてみたいと思います。


http://yamikabu.blog136.fc2.com/blog-entry-51.html

(以下に一部引用)


アーバンの場合は、それが原因かどうかは分かりませんが、倒産して多くの株主に迷惑をかけたわけですが、その直前に「299億5000万円が入金された」とうい開示をしたことは、まさに重大な偽計なのです。

 しかし、これに対する金融庁証券取引等監視委員会)の処分は、転換社債発行時の臨時報告書の虚偽記載として150万円(間違いではありません!)の課徴金の納付命令を出しただけです。もちろん誰も逮捕されていません。
あと1000万円くらいの課徴金がかかっていますが、これは後から分かった有価証券報告書の虚偽記載に関してで、「偽計」に対する課徴金は150万円です。そもそも、同じ「偽計」なのに、逮捕されるケースもあれば、課徴金のケースもあり、どこで違いが出るのかも分かりません。

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検事総長殿が天下りではなくて、自力で民間企業の取締役に見事に収まった、ということですかな。
検事さんが、不動産業界のデベロッパーなんかの業務とどういった繋がりがあるのか、全く判らないわけですが、どこぞの筋の口利きでもなければ、まあ無理だわな、という話では。


で、苦境に立たされたアーバンは、詐欺同然の取引で騙されて、資金を手に入れるどころかケツの毛まで毟られることになって、その金の出しては全て「市場」の何も知らされていなかった投資家たちだった、ということだな。


そういう、非常に汚い取引が行われたにも関わらず、逮捕者ゼロで全員逃げ切った、と。
これも、元検事総長殿の御威光の賜物、ということですかな?


金融庁も、ヘタに「検察のドン」の根城に手出しなんぞ、できやしない、と。


アーバンと言えば、この件を持ち出してきたのが、逮捕された木村剛池田信夫だったな。
拙ブログでも取り上げていたことがあった。

09年6月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/56b3df5623499022789766017c43604e


当時、アーバンのことで、何が問題になっていたのか、というのをよく知らなかった。
だが、竹中平蔵をはじめ、木村剛なんかが何を宣伝していたかというと、「官製不況」というもので、言い換えれば「アーバンが倒産したのは偽計取引なんかではなく、上限金利引き下げだ」ということで、それは「金融庁への攻撃・非難」というものだったわけだよ。


金融庁が本気でアーバンの偽計取引問題を犯則調査に乗り出したりして、その累が外資系証券―本件はBNPパリバだった―全般に及べば、ロクでもない詐欺的取引だの投資家を騙すスキームだの、いくらでもホコリが出てくることになったりして、まあ金融危機まっただ中で苦境に立っていた外資系金融機関が更なる窮地に陥ることは確実だったからな。


だから、ヤツらはひたすら金融庁攻撃となるものを探して積極的に論を張っていた、というわけだ。その後ろに控えていたのは、ヤツらとつるんだ検察だった、と。


拙ブログでは、BNPパリバのスキームは全然知らなかったので、以下のように記述していたのみだった。

MSCBとか、そういう直接資金調達に賭けてみたものの、これもアウトだったわけだろ。』

当方は、自分のマヌケを自覚しましたわ。
当時、何故「木村が切られた」のか、理由があんまり判らなかった。だが、お仲間連中からの「しっぽ切り」に遭ったのであろうな、ということは薄々感じてはいたものの、これといって何というのは見当もつかなかった。


今なら、何となく判る。
「その他大勢」の芋蔓に連なっている方々が、危機に陥るのを防ぐためだったわけだ。元検事総長殿がいるわけだから、検察を動かすことなんてできないわけではない、ということなんだろう。


ふーん。そうですか。
用済みになれば、こういう目に遭わせられる、ということですな。


同時に、検察腐敗は、中枢にこそ最も酷く、最も浸透している、ということだ。


偉いヤツほど、悪いヤツら、ということかな。

また勉強になりましたわ。

水戸黄門の世界と、何が違うと?(笑)


法曹のやつらは、よく見てみろよ。
これが検察の実態だ。
検事総長がこんなヤツだなんて、天皇陛下も御存じなかろうて。

陛下の前では、シレっとして、さも聖人君子が如き振舞いなんだろう。だが、一皮剥けば、欲にまみれた、特権をフル活用するような卑怯な人間だ、ということだな。