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【いい国作ろう!「怒りのブログ」】のバックアップです

遂に200兆円日銀!

まだまだデフレ脱却には程遠いですが、それでも若干のCPI上昇傾向は現われてきました。


これまでのところ、主にエネルギー価格上昇や電力料金などの影響を受けて、物価上昇となってきました。今後の焦点としては、やはり賃金上昇が出てこないとインフレ定着には至らないだろうと思われます。それは、賃金上昇がほぼ恒常的になってこないとならない、ということです。


とりあえず、黒田日銀は半年頑張ってきたわけです。
GDP成長率では、そこそこの結果を残してきており、今後には物価水準がどう推移してゆくかが問題となってくるでしょう。


とりあえず、日米金利差は拡大してきており、これは当然の結果ということになるでしょう。
更なる拡大が続く場合、日本からの円売り圧力(=ドル買い、海外投資という側面)が出てくることになると、円安傾向になるかもしれません。それには、米国債が下がって(=金利上昇)、以前のような4〜5%程度の水準にまでなることが必要かもしれないですね。


で、話を戻しますが、日銀の資産規模が遂に200兆円にまで拡大しました。

http://www.boj.or.jp/statistics/boj/other/acmai/release/2013/ac130810.htm/


当預残高にガッツリ積み上がっておりますが、このままであると十分な効果を発揮するというのは困難である、というのは、当初の予想通りではありました。ただ、国債買いを継続してきたことで、日本の金利は上昇抑制が働き、結果として海外金利差が拡大するということで、緩和継続ということにはなるかと思います。


10年10月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/e7a11c59ac8bc5e8624d7bc85c97e51f


12年12月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/d40066972638bf53503f28d6391eda75


マネタリーベースでは170兆円規模にまで到達しておりますので、この状態を維持しつつ、インフレ率が正となるのが定着するまで待つよりない、ということになるかと思います。


また、財政政策を用いるべし、ということも考慮すべきかと思います。


10年3月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/4e58a971c25f8ec1a42eb73c608b1f0a



最低賃金が引き上げられてきた効果は若干あるかもしれないが、非正規雇用の拡大が止まらない限りは労働者の賃金水準ないし可処分所得なり実際の使えるお金として増加してこないだろう。ここら辺が、労働需要がタイトになるという、結構時間のかかる問題ということもあるかもしれない。端的に言って、新卒者減少は続くので、今後の労働者確保はこれまでよりも難しくなるかもしれない、という期待はある。が、それまで時間はどれだけかかるだろうか?


まあ、何もせずに待っていても、何も変わらないので、手を尽くすよりないのである。


そういや、最近、「りふれは」たちは騒ぐのを止めたんだろうか?
すっかり目標を見失ったか?(笑)


糾弾相手がいた時には、それなりに張り切って反対運動や日銀罵倒大会なんかをやってきたものが、それを受け入れられてしまうと、何も言うべきことがなくなる、みたいなものなのかな?


まあいい。
200兆円到達記念(というか、まだなのかもしれないが)で、ちょっと書いてみました。
日銀さんの努力に感謝しつつ、今後更なる試練に立ち向かってほしいなと思います。